No. 5 町指定 文化財 絵画
涅槃図とは、釈迦入滅の状況を描いた絵画で、 旧暦2月15日に寺々で営まれる追悼法会に用いられ るものです。 妙劉寺の涅槃図は、画面の見事さだけでなく、「宝飯郡輪口庄東條郷・・・」という銘文があることで 重要視されています。銘文の最後には「庚□歳二 月吉日日泉叟巨益代」とあります。これは、寺が再建 された元禄の頃にはまだ、かつてこのあたりが「輪 口庄」と呼ばれたことが、伝承として残っていたこと を示しているからです。
松源院は、15世紀に大中一介が曹洞宗の寺して再興した古刹で、多くの寺宝が伝えられています。 孤雲懐弉(1198〜1280)は、曹洞宗総本山永平寺の二世にあたる僧で、この像も鎌倉時代に描かれたものです。縦80cm、横39cmの絹地に懐弉が全身像で描かれています。禅宗では師の言行が重んじ られ、その姿を表した肖像画(頂相)も大切にされてきました。 この像は毎年1月7日の「宝物開き」の時に拝観 することができます。
加藤元白筆 東光寺の絵画
加藤元白(1825〜1910)は、今の豊川市橋尾町に生まれた画家で、晩年は東京で暮らしました。出世地である橋尾に作品が多く、東光寺には、襖絵や衝立、欄間に絵がみられます。酒好きと伝えられる元白ら しい絵が「酒仙図」という襖絵で、満開の桜の下で 酒宴を催す酒仙人を描いています。